香川県高松市男女共同参画センター

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JKビジネスに携わっている19歳の少年が逮捕されたという。報道によると、女子高生(2年)が男性と「散歩する」というのが、実際は裏オプションで性行為をしていたという。女子高生の言い分は、お散歩だけでは店からお金はもらえないからというのが理由らしい。国連人権委員会等の見方では、日本のJKビジネスが売春を助長しているのではないかと指摘している。
残念だが、否定できない。かつての「援助交際」が「JKビジネス」に変化しているのか。こうしたビジネスに係わる少女たちの目的の第一は「お金」だろう。ちまたには若者が欲しがるモノがあふれている。自分のからだでお金を得る、その背後でもっと稼いでいる大人がいる。少女を使って稼いでいるビジネスのプラス面だけをうのみにしてはいけない。自分の大事なからだを売ってはいけない。そう伝える大人が増えなければ・・・。

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昨日の都議選の結果は、女性候補65人のうち当選は36人で女性都議が過去最多になったとか。当選率は55.4%。選挙前の女性都議は25人で全体の19.8%、今回は28.3%で大幅にアップした。緊急課題となっている待機児童の問題ほか、都民の声に耳を傾けて、緊急の課題から取り組んでいってほしいと思う。子育てや介護、地域コミュニティなど身近な問題を熟知している女性の視点を活かして早期解決を図ってほしいと多くの人々が願っているはず。東京での女性議員の活躍が全国に波及していくと思われます。全国各地の人々が東京での改革を注視していくことでしょう。    (写真は昨日のサンポート高松から見た瀬戸内海の風景)

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今の新センターに移転して7ヵ月。見学者も増えてきました。こども未来館「たかまつミライエ」への関心の高まりとともに、市内外はもとより、来月には岡山県からも来られる予定。きょうは、このセンターがある松島町の女性教室の方々20人ほど来られました。「男女共同参画センターの21年の歩み」の映像とともに、男女共同参画社会への取り組み、今後の事業展開などについて話しました。その後、交流サロンから眼下に広がる街並み、屋島などをご覧になり、話を弾ませておられました。それから5階~2階を見学して、交流サロンで昼食、ミーティングをして、みなさん満足されたご様子で帰られました。    (写真は参画週間のパネル展をご覧になるみなさん)

P1130737やさしい英語で男女参画を学ぶ講座の7月のテーマは「制度としての結婚(Marriage as an Institution)」。伝統的な結婚観を持ち続けている人、結婚にこだわらない女性が増えていること、男女共ともに生涯未婚率が増加傾向にあること、形態も事実婚(夫婦別姓)、同性婚など、変化が見られます。結婚すれば、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に賛成の女性は、25年前の55%から37%に、男性は66%から45%に減少。平成28年の調査では、専業主婦のいる家庭は664万世帯、共働き世帯は1,129万世帯となり、共働き世帯が大きく上回っています。人生は一度きりしかないということで、伝統的な結婚観、結婚の慣習にこだわらない生き方を望む人が増えているようです。この講座は、7月5日(水)10:00~11:30 一度参加してみませんか。

P11307362016年の国民生活基礎調査によると、子どもの貧困率は13.9%で、7人に1人は貧困ということに。前回調査では16.3%だったので、ほんの少し改善。だけど依然としてひとり親家庭の約5割が貧困状態にあるという。母子世帯の82.7%が生活が苦しいと回答しているとか。女性の場合、結婚後退職したり、出産後に退職するケースが多々見受けられる。その後、離婚となると、子どもを引き取り母子家庭となる。そして再就職となると、非正規雇用が大半で収入が大幅減。だから、結婚、出産の際、自分の経済的自立を念頭に置き、安易に退職を考えないことが大事でしょう。夫の収入だけで生活できるのは、夫が失業しない、死なない、離婚しないというのが必須条件。もちろん、保育所の待機児童ゼロ対策が緊急課題!  (写真は通勤中に見つけたオーシャンブルー)