香川県高松市男女共同参画センター

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市長が土俵上で突然倒れ、すぐに女性が駆けつけ救命措置をしている様子がニュースで流れた。さらに2人の女性が土俵に上がった時、「女性の方は土俵からおりてください」と2回ほど繰り返された。映像を見ていた人も驚いただろう。女性は土俵上に上げないのが伝統・・ということで過去にも拒否されたことがあった。今回は人命にかかわること。土俵上では何が起こるかわからない。行司や力士が突然倒れないとも限らない。では、なぜ救命措置ができる男性を常に待機させていないのか・・。ことは緊急を要する、救急車が来るまで救命措置が必須。いち早く土俵に駆けつけ救命措置を施した女性の方々に敬服!感動!  (写真はブラシの木の仲間?)

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最近、街で見かける10歳代女子はスリムで足が長い人が増えたと思う。アイドルの体形やファッションに憧れる人も多いだろう。国立青少年教育振興機構の日米中韓4ヵ国の調査で、日本の女子高生は自分が太っていると思っている人が52%、体形に満足している人が23%だったとか。4ヵ国中「太っている」とした割合が一番多く、体形の満足度が一番低かったそうだ。日本人は他人の評価を気にする人が多いと分析されている。当センターでは摂食障がい家族の会を実施している。肥満は注意が必要だが、さほど太ってないなら体形を気にし過ぎることはないのでは? 最近コンビニ等で見かけるカスタードクリーム、ホイップクリーム、マーガリン等が必要以上に入っているスイーツやパン。昔はこんなにカロリーが多いのはなかったのになぁ~、気になる現象です。

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マララ・ユスフザイさんが母国パキスタンに一時帰国したニュースを見た。2012年10月に銃撃され英国に搬送され奇跡的に助かり回復したマララさん。当センターでは「マララ-教育を求めて闘う少女」のDVDを購入し、講座やDVD貸出等で市民の方々にも幾度となく見てもらっている。大学生の当センターでのインターンシップの際にも学生に見てもらっている。その一人が「今自分たちが普通に教育を受けていることがどれほど幸せなことであるか考えさせられた。これを機会に世界の男女平等についても考えていかなければならない」との感想を寄せていた。人権問題に国境はない。これからのマララさんの活動に注目するとともに、男女平等の推進に向けて私たちも一層取り組んでいきたい。  (写真は昨日の高松市二番丁公園)

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4月はAV出演強要・JKビジネス等被害防止月間です!好奇心旺盛、お小遣いがほしい・・という欲求で、軽い気持ちで契約などをすると、とんでもない被害に遭うことになります。たとえば、SNSで「週1回でもOK。お客とおしゃべりするだけ」というので応募すると、面接で服を脱ぐように言われ、写真を撮られたり、性行為を強要された事例があった。また、友達に誘われJK向けの派遣型バイトに登録、最初の数回は楽しかったが、カラオケ店に行った時、ドリンクを飲んだ後急に気分が悪くなり、そこへ男性数人が入ってきて性交を強要され、電話を取られて助けを呼べなかったという事例もあったとか。性的な被害を受ける問題が発生しているので気をつけましょう。もし困ったことになったら、当センターは087-833-2285、被害者支援センターかがわ087-897-7799まで。  (写真:”たかまつミライエ”玄関のチューリップ)

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熊本地震のときの避難所等での性被害の実態が報道された。指定避難所で夜間に10代の少女がボランティアの少年から性被害を受けたという。あまりの恐怖に声も出せず、自ら親にも相談できなかったとか。母親が気づいて警察に被害届を出したが、少年は不起訴に、しかし民事訴訟では被害が認定されたそうだ。これまで、阪神淡路大震災、東日本大震災……いずれも避難所でDVや性的暴力などの犯罪が起きた。避難者はまさかボランティアの男性がそんな犯罪を犯すとは思わないだろう。女性・女子を性被害から守るための対策が重要課題。避難所運営マニュアルに女性警察官による巡回、女性見守り隊発足と巡回、相談受付の「心と体のケア班」発足を盛り込んでおきたい。避難所開設と同時に犯罪防止の貼り紙が貼れるよう準備もしておこう。