香川県高松市男女共同参画センター

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先日、カジノ導入時の規制基準に関する記事を読んだ。某プロジェクトチームから日本人客の入場回数を「週3回・月10回」とする案が提示されたとか。1回につき24時間以内は出入り自由。マイナンバーカードの提示を義務づけるという。ギャンブル依存の配偶者、息子や娘のいる親御さんたちでつくっている家族の会は、今後どんな基準になっているのか心配していることと思う。以前、当センターで家族の会を開いていた方々はほとんどが女性だった。カジノの経済効果を期待する一方で、不安感を覚えている家族もいる。たとえば、日本人の入場が月10回となれば、1ヵ月間で3日に1回は入場できることになる。家族の人はどう思うのかな?とそればかりが気にかかる。  (写真は、着物のリフォームで作られた雛飾り)

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毎年楽しみなサラリーマン川柳。笑ったり、うなづいたり、感心したり。さすがに今は、AI、IT、スマホ、アプリ、ラインなどの語句や流行語が多用されている。家庭の情景が見える川柳では「忖度し 娘と別に 洗濯し」「何事も妻ファーストでうまくいく」「AIに翻訳させたい嫁の機嫌」「妻いない この日は朝からプレミアム」など。現政権をもじって「俺ん家も長期政権嫁一強」と表現。男性(6歳未満の子をもつ)の家事時間が28年度は83分で前年の67分より少し増えた。「ままごとも パパが買い物行かされる」。「旦那への家事に一言 ちがうだろ~」については、夫のやる気をそがないように、長い目で見たほうがいいですね。「記憶にない 夫のどこにほれたのか」、ふと考えてしまいそう・・。 

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 先日、南海トラフ地震の発生確率が70%程度から70~80%に上昇という予測が公表された。地震発生は止められないが、備えはすぐにでも取り掛かれる。出前講座のとき参加者に聞くと、地域差はあるが、まだ50%ぐらいの人が非常持出袋も食糧備蓄もしていない。真夜中に発生したとき「すぐに懐中電灯が手に取れる人」はだいぶ増えた。「寝床にタンスなどが倒れてくるかもしれない人は?」と聞くと大抵2~3人はいる。食糧備蓄は7日分と言われている。「水・缶詰・レトルト食品など使ったら買い足す方法で備えて」と呼び掛けている。ローリングストック方式と言ってもお年寄りは覚えにくい。飲料水の空きペットボトルには水道水を入れておこう。トイレの水としても使える。防災講演会・講座等に大勢参加しているが「わかっちゃいるけど(備えは)してないよ」という人がまだ多いような気がする。

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人手不足で閉店する事例が出ているようですが、求職する側もいろいろ苦労があります。子どものことや家事・介護、労働時間や報酬、自分に合った仕事に就けるかどうか・・。今年こそ働きたいな、と考えている人のための準備講座を明日15日10:00~11:30に当参画センターで開催します(無料)。再就職を目指している人、転職を考えている人などにお勧めの講座。就活する前に「ぜひ知っておくべきポイント」を学んでおきましょう。きっとお役に立つはずです。講師はキャリアコンサルタントの仁賀順子さん。あと2~3人は受講できます。お申込みは087-833-2282へ。 (写真:高松で4年ぶりの積雪。白銀で明るい朝、ツグミの来客)

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これまでも何回か国会での議論が期待されてきたが、いつも見送りになった「選択的夫婦別姓制度」。このほど内閣府の調査結果が公表された。今回は導入に賛成の人の割合が42.5%で過去最高だったとか。導入の必要がないとの回答者は29.3%で過去最低だったそうだ。1月に最高裁判事に就任した宮崎裕子氏は旧姓を通称使用することを明言された。弁護士の時と同様に。調査結果の中で、姓が違っても家族の一体感には影響がないと思うと答えた人は64.3%だったという。価値観が多様化している今日、結婚しない生き方を選ぶ人も増え、生涯未婚率も高くなっている。選択的夫婦別姓という選択肢もあっていいと考える人が増えつつある。 (写真はしだれ梅)