香川県高松市男女共同参画センター

P1150209
いま各地の自治体で婚活イベントが行われている。超少子高齢化対策の一つとして。生涯未婚率は上昇傾向が続いている。2015年時点で男性23%、女性14%。単なる出会いがないという問題だけではない。就職氷河期で思うように就職できなかったことも一因。男女ともに非正規雇用が増えたことも要因。経済的な理由で結婚に消極的にならざるを得ない人も増えているだろう。このほど発表された日本の世帯数の推計によると、22年後の2040年には全世帯の4割が一人暮らし世帯になるという予測である。また、65歳以上で一人暮らしは、男性で5人に1人、女性で4人に1人と予測されている。社会福祉制度の充実も求められるが、食生活、適度な運動など各人の健康管理も今以上に重要になってくるだろう。  (写真は高松市のシンボルの屋島、瀬戸内海の眺望がすばらしい)

ロウバイ2014
1月9日朝、85歳の男性が女子高校生2人を車ではねて2人とも重体というニュースを聞いた。そして、きょうは91歳の男性が1歳の女の子をはね重症を負わせたという。前者は小さな事故を何度もおこしていたので家族が免許返納を促していたとか。そして、91歳の男性は8年ほど前に免許を更新しなかったので、今回は無免許運転だったというあきれた話である。高齢者がいる家庭では家族も心配する。事故を起こしてからでは遅い。他人の命を奪ったり、ケガをさせることになっては絶対にいけない。高齢者自ら早めに免許返納を決断する必要があるように思う。公共交通やタクシーの利用で移動していこう。家族から免許返納を勧められたら、「老いては子に従え」を思い出したい。 (写真はロウバイ)

ran 096
たとえば、家族のひとりがアルコール依存、ギャンブル依存等の問題を抱えていると、どうすればいいか、悩みますね。一人ではなかなか解決策がわからない場合があります。当センターで活動している団体で「AKKかがわ」がそうした家族を支援する活動を行っています。今週末の13日(土)13:30~16:00 講演会を開催します。テーマは「アディクションと家族機能・支援について~家族という病~」 講師は、ひろしま家族機能相談所所長・東山良子さん。参加費は700円。アディクションとは、日本語では嗜癖(しへき)ともいわれ、ある特定の物質や行動、人間関係を特に好む性向のことをいうようです。講演会は関心のある方ならどなたでも参加できます。会場は、たかまつミライエ6Fの男女共同参画センター。お問い合わせは087-833-2282まで。

P1150135
「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」があることを初めて知りました。会員は大学教員や弁護士などらしい。政治家などに失言があるとマスコミによって報道される。私たちは「えっ~、そんなこと言ったの?」と友人らと話すのだが、男女共同参画を推進する仕事に携わっているので、差別発言にはがっかりさせられる。このほど前述した会がネット投票を呼びかけた結果が公表された。ワースト1位は女性の政治家の、子どもを4人以上産んだ女性を厚労省で表彰することを検討してはどうか、という発言だったとのこと。当時、この発言には驚いた。言葉が出ないという感じだった。この発言に同感するという人がどの程度いるかも気になるところ。差別発言にNO!を示し、差別発言をなくしていく活動をしている会の存在を知ることができてよかった。  (写真は近くの川原で見つけたヒドリガモ?)

P1150125
「結果は予想通り」という声が多いだろう。某企業が夫婦共に週40時間以上働いている共働き家庭を対象に調査したところ、「だれが家事を担っているか」の質問に、「妻がほとんど担っている」が約30%、「主に妻で、夫も少し分担」が約36%で合わせると66%が「家事は妻」との回答だったとか。そうなる理由としては、やはり「家事は女性」という固定観念があることが大きいと思われる。夫の長時間労働という要因もあるだろうが、早く退社しても「フラリーマン」となって家事から逃げようとする男性もいるのでは? 家庭は明日へのエネルギーを再生産するところであり、お互いに協力しあって家庭を持続的に運営していくべきだと思うのですが・・。  (写真は花をたくさん付けた山茶花の木)