香川県高松市男女共同参画センター

県こども女性相談センターの発表によると、2018年度に配偶者からのDVの相談件数は788件で前年比18.3%増で過去最多だったという。社会的関心が高まり、それまで耐えていた人も相談するようになったようだ。高齢者からの相談が増え、91件で前年比64%増となっている。全体の相談内容は、身体的暴力が約50%、精神的暴力が約40%、性的暴力が約2%。同センターで一時保護されたのは、前年比7人増の48人だったとか。相談者の年齢別では一番多いのが30代、次に40代、20代と続き、20代~40代が全体の半数以上を占めている。ちなみに、当男女共同参画センターでのDV相談件数は、41件で全体の7.5%で微増。一人で悩まないで相談してみよう。県子ども女性相談センター相談専用087-835-3211     当男女共同参画センタへ相談専用087-833-2285へ。  (写真は高松市中央公園の新緑風景)

このほど警察庁が公表した昨年の児童ポルノ事件の摘発件数のうち、教員の数が47人で前年比2.2倍になったそうです。47人の年代をみると、30代16人、20代14人、50代10人、40代7人。容疑の内訳は、所持23人(49%)、製造13人(28%)、盗撮9人(19%)、これすべて摘発された教員であり、勤務している学校のトイレ、更衣室などで行われていたとのこと。トイレや更衣室に隠しカメラなどがないか、管理者はもちろん、生徒さんも注意して見るようにしたい。安全でなければならない学校で、児童ポルノ事件で摘発される教員がゼロになるように取り組んでほしいものです。

 

このところ心が暗くなる残忍な事件や、ため息が出てガックリくるような発言などが続いている。小学6年までめいっぱいの愛情を注ぎ、大事に育ててこられた娘さんの命が突然50代男性に奪われた。その悲しみと苦しみは、はかりしれない。過去にもこういう事件があったが、繰り返されている。どうすれば、発生を防げるのか・・。そして、男女共同参画推進に関わる者としてガックリくるのが、「子どもは最低3人産むように・・」とか「女を買いたい」などという発言。そんな発言がまだ出るのか・・と。どちらも女性の人権を尊重していないんですよね。女性に生まれたばっかりにさまざまな問題を抱えることをもっと知ってほしい。子どもを3人産んで、夫から暴力を受けて、離婚に至り、子どもの養育費を払ってもらえない女性もいることを考えてみてはどうでしょう。

 

 

 

再就職、地域の自治会、コミュニティーセンター関連のグループ活動などにおいて、世話役の方などに欠かせないパソコン・スキル。当センターでは、e-とぴあ・かがわさんにご協力頂き、毎年パソコン講座を実施しています。今年は6月14日・28日が(A)エクセル初級、7月5日・12日(B)エクセル中級を行います。いずれも金曜日で時間は13:30~15:00。受講料はABそれぞれ1,000円(テキスト代含む)。場所は高松サンポートの情報通信交流館タワー棟4階。託児は1人1回500円で一週間前までに要予約。詳細は当センター087-833-2282までお問合せください。講師、インストラクターの方々が親切、丁寧に指導してくれますので毎回好評です。この機会に学んでみませんか。お申込みお待ちしています。 (写真はあじさい) 

子どもたちの未来に明るいニュース。食品ロス削減推進法が成立したという。コンビニの恵方巻きの廃棄風景がTVで流れて、食品ロスの多さにびっくりさせられた。2016年度に廃棄された食品は約2,759万トン、そのうちまだ食べることが可能だった食品は約23%で約643万トンあったそうだ。家庭の冷蔵庫では食べきる、使いきるよう努力しているが、飲食店などで捨てられる食べ残しも少なくないようです。今回の法施行によって食品ロスを減らそうという人が増えるのを期待したい。当NPO法人たかまつ男女共同参画ネットでは、フードバンク香川と連携し、食品業界からの寄贈品を頂き、それを必要とする家庭にお渡ししています。日頃から、子どもたちに「食べものを無駄にしない」ことを教えていきたい。